ソニー銀行、AWS利用拡大へ 勘定系の移行を検討
ソニー銀行は20日、勘定系を含む全システムで米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のパブリッククラウドを利用可能とする方針に決めたことを明らかにした。同社はこれまで勘定系以外の融資審査システムや市場系システム、管理会計システムをAWSで稼働させている。勘定系システムにAWSを利用可能にする方針に決めたことで、次期勘定系システムの動作プラットフォームにAWSを採用する可能性が高まった。
AWS日本法人のアマゾンウェブサービスジャパンが同日都内で開いた記者会見で、ソニー銀行の福嶋達也執行役員は「財務会計以外の勘定系システムは単にインフラをAWSに移行するのではなく、マイクロサービスやコンテナの活用といったクラウドネーティブなアーキテクチャーに基づいて導入していきたい」と話した。勘定系アプリケーションについて、富士通の「FUJITSU Banking as a Service(FBaaS)」の採用を検討している。
(日経 xTECH/日経コンピュータ 山端宏実)
[日経 xTECH 2020年1月20日掲載]