レゴエデュケーション、中学向けプログラミング教材
デンマーク・レゴの教育部門レゴエデュケーション日本オフィス(東京・港)は20日、プログラミング教材の新製品「SPIKEプライム」を発売したと発表した。価格は4万5800円(税抜き)。センサーやモーター、制御用モジュールとレゴブロックを組み合わせてロボットなどさまざまなモデルを組み立て、それを制御するプログラムを作成できる。
レゴブロックを使っているため、「学習者が手軽に組み立てられ、試しながら気軽に作り直せる」(日本オフィスの須藤みゆき代表)という。これまでも小学生向けの「WeDo(ウィドゥー)2.0」、中学生以上向けに「マインドストームEV3」といったプログラミング教材を用意してきた。SPIKEプライムはその中間に位置する。対象は小学校高学年から高校生で、主に中学生への浸透を目指している。「3年で中学校の約30%に導入してもらうことを目指す」(須藤代表)
コントローラーは6個の入出力ポートを備え、ここにモーターやセンサーを接続する。プログラムを使って制御できる。コントローラーには6軸のジャイロセンサーと5×5個の発光ダイオード(LED)を内蔵しており、傾きに応じた動作の状態などを表示できる。プログラミングは米マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した「スクラッチ」を利用。近くプログラミング言語「パイソン」による開発も可能にする。