神奈川県内19年の新車販売、1%減 10月以降落ち込む
神奈川トヨタ自動車が20日発表した2019年の神奈川県内の新車販売台数(軽自動車含む)は18年比1%減の28万4953台だった。消費増税や台風被害による営業日減などの影響で10月以降の数字が落ち込んだ。無資格検査問題の影響を受けた18年に続き、2年連続で前年を下回った。
10~12月の四半期だけで見ると、販売台数は前年同期比13%の減少だった。新車登録には平均1~2カ月かかることから、10月からの影響が長引いたという。新型車販売の直前期だったことも購買需要の低さにつながった。4~9月は前年実績を上回っていた。
登録車(排気量660cc超)は前年比1%減の21万4407台、軽自動車は同0.4%減の7万546台だった。「通常は好調な軽自動車で乗用車の販売減をカバーするが、今回はできなかった」(同社)という。
メーカー別でみると、日産自動車が12%減の4万2500台だったほか、ホンダやスズキも減少した。一方、トヨタ自動車(レクサスを除く)は5%増の9万4106台。レクサスは多目的スポーツ車(SUV)に人気が集まり、22%増の3766台だった。
カテゴリー別では2ボックス車が13%と大きく減少した。軽自動車に需要が移行しているほか、現在のモデルが発売から長期間経過していることも要因だという。