小池知事と三村東商会頭、交通対策などで意見交換
東京都の小池百合子知事と東京商工会議所の三村明夫会頭は20日、夏に迫った東京五輪・パラリンピックでの交通対策や大会後の東京が目指す姿などについて都内で意見交換した。都は道路や鉄道の混雑を抑える交通需要マネジメント(TDM)やテレワークへの協力を要望し、東商は交通対策を一覧にしたパンフレットを作成・配布していることなどを紹介した。
小池氏はテレワークについて、2012年に五輪が開かれたロンドンでは実施企業が8割だったことを紹介し、東京では「19年で25%だった実施企業を大会中に44%に伸ばしたい」と述べた。
また三村氏は生産性向上につながる中小企業でのIT(情報技術)化推進への協力も求めた。中小企業に取り組みを促すため「行政手続きのデジタル化、書類のクラウド化を進めてほしい」と述べた。都は「スマートシティの取り組みを具体的に進めたい」とした。
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