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印大手財閥リライアンス、純利益14%増の1800億円

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【ムンバイ=早川麗】インドの大手財閥リライアンス・インダストリーズ(RIL)が17日発表した2019年10~12月期連結決算は、純利益が前年同期比14%増の1164億ルピー(約1800億円)だった。主力の石油化学事業が世界経済の減速を受けて減益だったが、インド国内で小売業や携帯電話事業が伸びた。企業向け事業の不振を消費者向けが補った。

売上高は1兆6044億ルピーと前年同期比2%減った。原油相場の下落で製油や石化製品の売り上げが落ち込んだ。特にインドからの輸出が減り、部門別で最大規模の製油事業が7%、石化事業が19%それぞれ減収となった。RILのムケシュ・アンバニ会長は「力強さを欠く世界経済を反映した決算となった」と声明で述べた。

一方で小売事業は家電量販店や衣料品店、スーパーマーケットなど積極出店を続け、売上高は製油事業に次ぐ規模に拡大した。

EBIT(利払い・税引き前利益)を部門別に見ると、石化事業が3割近い減益となった半面、小売事業と携帯事業がそれぞれ6割の増益となった。携帯電話の契約者数は16年9月の参入から3年あまりで3億7000万人に達し、収益源に育った。

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