KDDI、最上位プラン値下げを発表 月1500円安く
KDDI(au)は17日、データの通信容量に上限がない最上位の携帯料金プランを2月に月額1500円値下げすると発表した。定期契約なしの月額料金は税別7650円と2割弱引き下げる。データ利用料の多い利用者の需要を取り込む。楽天が4月に携帯電話事業に本格参入する予定を控え、他の携帯大手が追随するかが焦点となる。
2月1日に最上位の料金プラン「auデータMAXプランPro」を値下げする。家族割引などを適用すると、月額料金は税別4480円となる。これにあわせ、スマートフォン経由でノートパソコンなどをネットに接続できるテザリング機能について、データ容量の上限を月30ギガ(ギガは10億)バイトと、10ギガバイト引き上げる。
楽天は2019年10月から利用者を東京23区や大阪市など一部地域の計5000人に限定して、携帯電話の無料サービスを始めた。今年4月に本格的にサービスを始める予定で、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクによる値下げ競争につながるか注目が集まっている。
データ容量の多い最上位プランでは、ドコモの「ギガホ」(容量30ギガバイト)は定期契約なしの月額料金が税別7150円。ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+(プラス)」(同50ギガバイト)は同7480円で、一部動画サイトやSNS(交流サイト)の通信量をカウントしないプランとして展開している。