ブルボン、シナモンのAI-OCRで商品受注効率化
ブルボンは人工知能(AI)を組み込んだ光学式文字読み取り(OCR)技術である「AI-OCR」を使って受注業務を効率化する。AI-OCRサービスを手掛けるシナモン(東京・港)が16日、自社サービスの提供でブルボンと合意したと発表した。
ブルボンは卸売業者や小売店からの商品受注で、電子データ交換(EDI)の活用を進めているが、ファクスで紙の注文書を受け付けるケースも依然としてある。そこでファクスで受け付ける注文書を画像などにしたうえで、シナモンが提供する「Flax Scanner 受発注業務効率化サービス」内のAI-OCRを使って内容を読み取りデータ化。基幹系システムへの入力などにつなげる。
業務担当者がファクスの注文書を見て基幹系システムに入力する作業の効率化を狙う。AI-OCRを採用することで、注文書のレイアウトが卸売業者などによって異なっていたり、ファクスで受け取った注文書の画質が劣化したりしていても、業務に必要なデータを的確に読み取れるようにする。
(日経 xTECH/日経コンピュータ 西村崇)
[日経 xTECH 2020年1月16日掲載]