マイクロソフト初代CTOが挑む「食のアップデート」
アメリカ発!メシ新時代(4)
「ファクトフルネス」「ヒルビリー・エレジー」「シュードッグ」。米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ(64)は夏と冬の休暇シーズンが近づくと、おすすめの本をブログに書く。科学や経済、歴史考察からノンフィクションまで、無類の読書好きとして知られるゲイツ。彼はある年、珍しく料理の本を挙げた。「この本は、僕が唯一開いた料理の本だな」。ゲイツは笑いながら著者に告げた。
ゲイツが読んだ唯一の料理本
ゲイツが...
肉食文化のアメリカで、食卓に異変が起きている。豆など植物由来の原料で作った偽物の肉が人気を博しているのだ。植物肉を食べた人の90%は肉を普段食べている人で、2040年には50兆円市場になるとの予測もある。肉食文化に一石を投じたスタートアップ企業や起業家養成機関、逆境をバネにした酪農家4代目、食のアップデートに取り組む米マイクロソフト初代最高技術責任者(CTO)らの姿を通じて、新時代の食の姿を探る。
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