米大統領選、ブッカー上院議員が撤退 民主候補争い
【ワシントン=永沢毅】2020年米大統領選に向けた民主党の候補指名争いで、コリー・ブッカー上院議員(50)は13日、撤退を表明した。オバマ前大統領以来2人目となる黒人の米大統領をめざしたが、支持が伸び悩んだ。米メディアによると、これで民主の候補は12人になった。
同氏は東部ニュージャージー州選出で、地元ニューアーク市長を経て13年上院選で初当選。当初から支持率は低迷し、頼みとした黒人有権者の間でもバイデン前副大統領に支持を奪われていた。
民主の候補指名争いはマイノリティーや女性など多彩な顔ぶれがそろっていたが、多様性には陰りもみえる。黒人の候補は女性のカマラ・ハリス上院議員に続く撤退となる。唯一のヒスパニック系だったカストロ元住宅都市開発長官も撤退し、残る12人のうち上位5人はいずれも白人だ。
2020年に実施されたアメリカ大統領選挙のアーカイブぺージです。開票結果や分析など記事をまとめました。
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