首相、サウジの古代遺跡視察 「伝統・文化を感じた」
【ウラー(サウジアラビア北西部)=安部大至】安倍晋三首相は13日、サウジアラビア北西部の砂漠地帯にある古代遺跡「マダイン・サーレハ」を視察した。巨大な岩に装飾をした墓などおよそ2000年前の遺跡群とされ、装飾が施された墓石群や神殿、用水路などが残る。2008年に同国で初めてユネスコの世界遺産に登録された。
視察後、首相は記者団に「サウジアラビアのいにしえより守ってきた伝統や文化を感じることができた」と述べた。
首相が12日(日本時間13日未明)に会談したサウジの事実上の指導者、ムハンマド皇太子は石油に依存した経済からの脱却を目指している。観光は柱の一つで、観光客の誘致に力を入れている。