日産労連、ベア「月3000円以上を基準」 要求方針
日産自動車グループの労働組合で構成する日産労連(郡司典好会長)は10日、東京都内で中央委員会を開き、2020年春の労使交渉の要求方針を決めた。基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の要求は「月3000円以上を基準とする」とした。
19年は「月3000円以上」と要求する金額を明確にしていたが、日産グループや自動車業界を取り巻く環境は厳しく、賃上げそのものの実現を重視した要求とした。
一時金については年5カ月を基準として、最低でも昨年の獲得実績以上を求めるように傘下の労組に求める。
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