キユーピー、純利益2%増 19年11月期 国内マヨネーズがけん引
キユーピーが9日発表した2019年11月期の連結決算は、純利益が前の期に比べて2%増の186億円だった。国内では主力のマヨネーズが伸び、中国や東南アジアではドレッシングの販売も好調だった。8期連続で最高益を更新した。
売上高は5%減の5457億円、営業利益は3%減の320億円だった。コンビニエンスストア向けの弁当と、製薬向けエイコサペンタエン酸(EPA)の2つの事業を売却した影響が大きい。
ただ、主力の調理・調味料事業は国内で好調だ。マヨネーズは揚げ物に合わせるなど用途を広げるマーケティングを展開した。ドレッシングも相対的に安価な調味料に流れていた需要が戻ってきているという。
20年11月期の連結純利益は前期比23%減の145億円を見込む。タマゴ事業で生産拠点を再編するためのコストを計上する影響が出る。売上高は2%増の5550億円を見込む。主力商品の売れ行きは引き続き堅調に推移するとみる。
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