簡単撮影で走り方改善 アシックスが新サービス
アシックスは7日、センサーを搭載して「走り」を見える化するシューズを2020年に商品化すると発表した。大がかりな装置なしに精緻に足の動きを計測し、効率的な走り方の提案などにつなげる。短時間の動画撮影で走り方を分析するサービスも手がけており、商品の付加価値を高める。
7日開幕した「CES」で発表した。ブースでは実際にランニングマシンを2台置き、ランナーの足運びの特徴をリアルタイムで計測。着地やストライドの特徴を示し、改善点を指摘するサービスを披露した。助言に加え、得られたデータは靴の形状やデザインの改善にも役立てる。シューズはノーニューフォークスタジオ(東京・千代田)と共同開発した。
アシックスがCESに単独出展するのは初めて。広田康人社長は「スポーツにはイノベーションが必要だ。1社単独では難しく、関連企業が多く集まる場所でネットワークをつくりたい」と話した。(岩戸寿)
世界最大のテクノロジー見本市「CES」。2024年は1月9日にアメリカ西部ラスベガスで始まり、ソニーやサムスンなどIT関連企業が出展しました。最新ニュースをまとめました。
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