富山・入善の洋上風力発電、清水建設に優先交渉権
再生可能エネルギー発電のウェンティ・ジャパン(秋田市)は7日、富山県入善町沖で計画している洋上風力発電事業の設計・調達・建設(EPC)契約の優先交渉権を、清水建設に与えたと発表した。当初、施工などを担当する予定だった三井E&Sホールディングス(HD)は業績悪化で撤退しており、ウェンティは作業を引き継ぐ業者を探している。
清水建設はウェンティと秋田県の風力発電事業で既に協力関係にあり、この実績が生かせると判断した。入善町沖では2021年1月の事業開始を目指し、出力2000キロワットの風車を4つ設置し、総発電能力7500キロワットの体制を整える予定だった。ただ、三井E&SHDの離脱に伴い事業開始は1年程度遅れそうだという。