木造と鉄筋で高級感 清水建がマンション
清水建設は名古屋市で木材を使うマンションの開発に乗り出す。鉄筋コンクリートを組み合わせることでコストを抑え、柱など構造材に高級な木材を使うことに成功した。総工費は国からの補助金を加味しても1割ほど高いというが、内外装の高級感を訴えていく。耐火性能は鉄筋コンクリートと変わらないという。
同社の社宅兼ショールームとして使う。地上4階建てで26戸を整備する。5月に完成する予定だ。柱の芯材には長野県産のカラマツを使った。環境意識の高まりから木材を利用したマンションの需要は高いという。今後、デベロッパーなどに同様の工法で建設するマンションを売り込む予定だ。