稲見昌彦・東大教授「スポーツでの常識の壁を破る」
人間の能力はテクノロジーでどこまで拡張できるのか――。そんな疑問に正面から取り組んでいるのが、東京大学の稲見昌彦教授だ。人間の身体能力をテクノロジーで補う人間拡張工学に基づき(年齢や障害などの)身体差を問わず楽しめる「超人スポーツ」を提唱している同教授は「健常者と障がい者といった区別がない競技会があらわれるだろう」と予測する。
「スポーツが一番多くの人々に届きやすい」
――「超人スポーツ」を提唱...
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