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米軍、イラン司令官を殺害 ハメネイ師は報復示唆

(更新)
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【ワシントン=中村亮】米国防総省は2日、敵対するイラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」のカセム・ソレイマニ司令官を空爆で殺害したと発表した。トランプ大統領の指示を受けた措置で「海外の米国人を守るためだ」と説明した。イラン国内で英雄視されるソレイマニ氏の殺害を受け、最高指導者ハメネイ師は3日、ツイッターで米国への報復攻撃を警告した。中東での米イランの緊張がさらに高まれば、世界の原油の安定供給にとってもリスクになりそうだ。

国営イラン放送やロイター通信によると、ソレイマニ氏はイラクの首都バグダッドの国際空港で現地時間の3日未明、同氏の車列に対する米軍の攻撃により殺害された。同氏は親イラン勢力の支援のためにバグダッド入りしていたとみられる。イラクのイスラム教シーア派組織「カタイブ・ヒズボラ」の指導者であるアブ・マフディ・アルムハンディス氏も死亡した。

トランプ氏は3日、ツイッターで「ソレイマニ司令官が多くの米国人の殺害を計画していた」と攻撃の理由を説明。「彼はずっと前に殺害されるべきだった」とも述べ、政権の成果を誇った。一方で「イランは戦争に勝ったことはないが、交渉で負けたことはない」と指摘した。米国を標的にした攻撃の停止を促すとともに、非核化などに関する交渉に応じるよう求めたものだ。

米国防総省は先月末に起こったイラクの米大使館襲撃もソレイマニ氏が承認していたと指摘。米国務省によるとイラクでは2019年秋以降に駐留米軍などを標的にした攻撃が10回以上あったが、これらにも同氏が関与していたという。

ソレイマニ氏が率いてきたコッズ部隊はイランの最高指導者であるハメネイ師の直属組織、革命防衛隊の中核を占め、イランの対外工作を担ってきた。米国はソレイマニ氏がイランの中東での影響力拡大において中心的役割を担ってきたとみなし、制裁対象に指定してきた。カリスマ的な指導力で知られた同氏の殺害は、イラン指導部にとって大きな打撃となる。

トランプ政権はイランに圧力をかけながら、非核化に向けた対話も模索してきたが、今回の攻撃は強硬路線への傾斜を内外に強く印象づけた。トランプ氏は19年6月に米国の無人機が撃墜された際に報復措置であるイランへの空爆を直前で中止。9月に起きたサウジアラビアの石油施設への攻撃もイランが関与したと断定したが、同国に対する軍事攻撃は見送っていた。

ソレイマニ氏の殺害を受けて、イラン指導部は米国に対する報復措置をとる構えをみせている。ハメネイ師は3日、ツイッターで「手を血で汚した犯罪者を待っているのは厳しい報復だ」と宣言した。ロウハニ大統領も「イランは必ず復讐(ふくしゅう)を行う」とする声明を出した。

米国務省は3日、イランからの報復攻撃を回避するため、イラク滞在中の米国人に対して国外退避を勧告した。

イランや同国傘下の武装組織の攻撃で米国民の死傷者がさらに出れば、中東情勢がさらに緊迫するのは避けられない。AFP通信によるとイラクのアブドルマハディ首相は今回の攻撃について「イラクでの破滅的な戦争の口火を切ることになる」と懸念を示した。

日本政府は昨年12月27日に民間船舶の安全確保を目的に、自衛隊の中東派遣を閣議決定した。米国主導の有志連合「センチネル(番人)作戦」への参加は見送った。

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