千葉県の10大ニュース トップは「虐待」「災害」
千葉県は26日、2019年の県政10大ニュースを発表した。1位には1月に発生した野田市での女児虐待死事件、9月の台風15号など台風・大雨災害の2件が選ばれた。両方とも県の対応のまずさや不手際が関係しており、森田健作知事は同日の記者会見で「県にとっては大変厳しい年だった」と振り返った。
10大ニュースは今年起きた出来事や事件から、報道各社や県幹部の投票で選んだ。虐待死事件と台風・大雨被害は投票者全員から票を集めた。知事は虐待死事件での児童相談所の対応のまずさに批判が集まったことに触れ「命を救えなかったことを重く受け止め、虐待防止に全力で取り組む」と強調した。
千葉市が同日発表した10大ニュースのトップも「台風・大雨で市域に甚大な被害」で、2位「都市対抗野球でJFE東日本初優勝」、3位「千葉都市モノレール延伸計画の廃止」の順だった。熊谷俊人市長は「災害に強い街づくりを促進する」との談話を発表した。