群馬サファリパーク、動物看護の専門学校と連携
「群馬サファリパーク」を運営する群馬サファリ・ワールド(群馬県富岡市)は25日、動物看護師などを育成する中央動物看護専門学校(前橋市)と職業教育に関する連携協定を結んだ。2021年4月に同学校に動物飼育学科(仮称)を設置する。園内で現地実習を受け入れるほか飼育員を講師として派遣し、県内でゾウやライオンなどの飼育員を育成する。
群馬サファリ・ワールドと群馬県内の動物専門学校が連携するのは初めて。新設する学科は20~30人の学生を受け入れる予定で、20年から募集を開始する。これまで県内には大型動物の飼育について学べる学校が無く、学生は県外の学校に通う必要があった。
群馬サファリ・ワールドの後藤新副社長は「サファリパークは全国に約10カ所しかない。連携により、群馬で学んだ学生が県内で就職する道が開ける」と意義を説明した。学校を運営する中央総合学園の中島慎太郎理事長は「今後は既存の学科の生徒がサファリパークで学ぶ機会もつくりたい」と話した。