韓国に「親しみを感じる」過去最低 内閣府調査
内閣府は20日、「外交に関する世論調査」を発表した。韓国に「親しみを感じる」「どちらかというと親しみを感じる」と回答した人は前回2018年10月の調査に比べ12.7ポイント減り、26.7%となった。調査を開始した1978年度以来、最低の数字だった。元徴用工訴訟問題などで日韓関係が悪化したことが影響した。
日韓関係は「あまり良好だと思わない」「良好だと思わない」との回答は87.9%と前回から22.2ポイント上昇し、調査開始以来、最高となった。韓国に「どちらかというと親しみを感じない」「親しみを感じない」と回答した人も71.5%で過去最高だった。
中国との関係は「良好だと思う」「まあ良好だと思う」が19.4%で前回と同水準だった。日中関係の発展は、両国やアジア・太平洋地域に「重要だと思う」「まあ重要だと思う」としたのは75.1%だった。前回から6.1ポイント減少した。
米国に「親しみを感じる」「どちらかというと親しみを感じる」は78.7%と、前回から3.2ポイント上昇した。米国との関係は「良好だと思う」「まあ良好だと思う」が、80.2%で前年から5.9ポイント上昇した。
「外交に関する世論調査」は10月19日から同30日まで、調査員による個別面接聴取の形式で実施した。3千人を対象にし、回収率は53.6%だった。