島津製作所、阪大と共同研究所 医療分野の製品開発
島津製作所と大阪大学は19日、阪大工学研究科内に共同研究施設「大阪大学・島津分析イノベーション協働研究所」を設けたと発表した。質量分析計など島津の分析機器を設置し、代謝物などを網羅的に分析する「メタボロミクス」を中心に研究を進める。島津から6人、阪大から13人が参加する。期間は2022年7月末まで。認知症やがんなど疾病関連の製品開発につなげる。
19日の開所式に出席した島津の上田輝久社長は「(阪大の)様々なアイデアを製品として具現化していきたい」と意気込んだ。阪大総長の西尾章治郎総長は「幸せな健康長寿の実現のための基盤技術を開発したい」と話した。
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