ボリビア、前大統領に逮捕命令 暴動扇動容疑で
【リオデジャネイロ=共同】南米ボリビアからの報道によると、同国検察当局は18日、10月の大統領選の不正疑惑を受けて辞任を表明した左派モラレス前大統領に対し、暴動やテロを扇動した容疑などで逮捕命令を出した。モラレス氏は左派フェルナンデス政権が発足したばかりのアルゼンチンに亡命中で、同国政府は身柄引き渡しには応じないとみられる。
モラレス氏は11月10日に辞任を表明し、いったんはメキシコに亡命した。その後、同氏の支持者らによる抗議デモがボリビア国内で活発化し、治安当局との衝突などで約30人が死亡した。
モラレス氏に代わり、11月12日にアニェス暫定大統領が就任宣誓。来年4月までにやり直し大統領選が実施される見通しとなっている。