「習近平はトランプに屈服したのか」中国の市井で大論争
編集委員 中沢克二
「(中国国家主席の)習近平が(米大統領の)トランプに屈服した『城下の盟』ではないのか」「米側は一方的に合意達成度を監視・査定でき、輸入拡大では2年で2000億ドルという数字まで約束してしまったようだ」「半年以上も時間を無駄にしてこんな結果か」「(中国共産党機関紙の)人民日報でさえ堂々と報じるのをためらう恥ずかしい内容なのだ」
言論統制が厳しい中国で米中第1段階合意についてひそかな論争が起きている...
3期目となる新たな習近平(シー・ジンピン)指導部が発足しました。習政権では習氏に近いとされる「習派」は最高指導部を指す政治局常務委員で7人中6人を占め、序列24位以内の政治局員でも約7割が該当するとみられます。権力の一極集中を進める習政権の最新ニュースや解説をまとめました。
■「習政権ウオッチ」習政権の中枢で何が起きているのか。中沢克二編集委員が深掘りします。
■「大中国の時代」異形の膨張を続ける「大中国」の轍(わだち)と、習氏のビジョンを読み解きます