株、トヨタ系各社で高値相次ぐ 米中改善の期待で
日経平均株価が2万4000円台をつけた13日、東京株式市場では中部企業の株価も年初来高値が相次いだ。トヨタ自動車が上昇したほか、豊田合成は6日続伸。ホシザキは節目の1万円台を一時回復した。
この日は米中の貿易協議や英下院選挙結果の道筋が見えたと伝わり、日本企業の業績が今後一段と悪化するとの懸念がひとまず和らいだ。ブラザー工業は中国向け工作機械の不振で2020年3月期に減収減益を見込んでいるが、前日比3%高で取引を終えた。
中部はグローバルに事業を展開する企業が多い。市場環境の改善期待から投資家が運用リスクをとると、株価に弾みが付きやすい。13日は豊田通商や東海理化にも買いが集まり、ともに年初来高値を付けた。
このところ下落の目立ったMTGも買い戻しが入り小幅高だった。