スタートアップ狭まる出口 「過大評価」が売却の壁に
Bizレーダー
スタートアップ企業の創業者や株主が投資資金を回収する出口戦略(エグジット)が試練に直面している。M&A(合併・買収)や新規株式公開(IPO)のハードルが高くなっているからだ。「カネ余り」のベンチャーキャピタル(VC)の投資拡大によって企業価値(時価総額)は高騰しているが、そのことがかえって出口を狭めている面がある。出口が見えず漂流する企業が続出すれば、日本の経済成長にも影響が広がるだろう。
未上
「Bizレーダー」は話題のビジネスニュースの内幕や企業の隠れた思惑を、知られざるエピソードやデータに基づき、実際に現場で取材している記者ならではの視点で掘り起こすコラムです。