岩手知事「HDDの破壊確認、個人情報流出なし」
神奈川県の行政文書を保存したハードディスクドライブ(HDD)が流出した問題に関し、岩手県の達増拓也知事は11日の記者会見で、流出元となったブロードリンク(東京・中央)に、約1400個のHDDの破壊処理を2017年度に委託していたことを明らかにした。そのうえで「担当職員がHDDの破壊を目視で確認した。個人情報流出はない」と語った。
破壊を委託したのは、耐用年数を迎えたデスクトップ型1364台とノート型79台のパソコン。同社の作業員が17年10月下旬から11月末にかけて県庁や盛岡合同庁舎に出向き、パソコンからHDDを取り出して専用工具で穴を開ける作業を実施した。一方、県庁の担当者も交代で作業に立ち会い、全て破壊されたことを確認したという。
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