高級おせち料理も脱プラスチック、容器は新素材
編集委員 吉田忠則
そろそろ、おせち料理の準備を考える時期が近づいてきた。正月気分を盛り上げるのは、エビの姿煮や昆布巻きなど、めでたい意味がこもった定番メニューだ。だが今回は、ちょっと違う点にこだわったおせち。料理を小分けにするトレーが、プラスチックでも木製でもない、ある素材なのだ。ミートボールで有名な石井食品が、2020年の正月向けに受注している。
同社は19年10月、素材開発のスタートアップ、TBM(東京・中央...
農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。