リッポー、デジタル事業後退 不動産や医療に集中
決済など新興企業に託す インドネシア財閥 借金重く
インドネシアの大手財閥リッポー・グループが多角化路線から中核事業の不動産と医療に経営資源を集中する方針に転換する。力を入れてきた電子マネーなどデジタル関連は非中核事業と位置づけて、提携する新興のネット企業に主導権を委ね、小売部門などは売却も視野に入れる。巨大プロジェクトを抱える不動産部門では借金がかさんでおり、広げすぎた事業分野を絞り込む。
中核企業リッポー・カラワチの最高経営責任者(CEO)で...
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