中国、経済・外交の危機 日本シフトに盟友投入
「(前国家主席の)胡錦濤(フー・ジンタオ)から託された『所得倍増目標』を(現国家主席の)習近平(シー・ジンピン)が達成できない可能性があった」「政治的には大問題だが、何とか達成できる方法を見いだしたらしい」「今、振り返れば、日本を追い越した胡錦濤時代までが中国経済の黄金期だった」
最近、中国の経済関係者らの間でひそかに交わされている話題である。一時、何もしない無策のトップとして批判対象になりがち...
3期目となる新たな習近平(シー・ジンピン)指導部が発足しました。習政権では習氏に近いとされる「習派」は最高指導部を指す政治局常務委員で7人中6人を占め、序列24位以内の政治局員でも約7割が該当するとみられます。権力の一極集中を進める習政権の最新ニュースや解説をまとめました。
■「習政権ウオッチ」習政権の中枢で何が起きているのか。中沢克二編集委員が深掘りします。
■「大中国の時代」異形の膨張を続ける「大中国」の轍(わだち)と、習氏のビジョンを読み解きます