アートレンタルのブリック、三菱UFJ銀行に絵画納入
企業向けのアートレンタルを手掛けるスタートアップ「合同会社ブリック」(東京・文京)は9日、三菱UFJ銀行に若手アーティストの絵画1枚を納入した。9月に起業したばかりのブリックにとって第1弾の納入で、同社は2021年3月までに東京都内の大手企業を中心に100社への納入を目指している。
三菱UFJ銀には、同行が東京・日本橋兜町に持つコワーキングスペースの一室に若手アーティストの山本捷平氏の「反復」をコンセプトにした抽象画を貸し出した。縦2.3メートル、横1.8メートルの絵画で、約3カ月後に作品を掛け替えるという。
ブリックは、アーティストから絵画や彫刻、映像などを預かり、1作品あたり月10万円以内の定額で企業に貸し出す事業をしている。定期的に掛け替えるほか、絵画の作家によるトークショーなどを併せて実施することで、提供先の社員や顧客を刺激する効果も狙うとしている。
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