野党4党、内閣不信任案を検討 会期延長要求へ
立憲民主党や国民民主党など野党4党は6日、党首会談を国会内で開いた。9日までの臨時国会の会期を40日間延長するよう要求する方針を決めた。9日に大島理森衆院議長に申し入れる。認められない場合は内閣不信任決議案の提出も検討する。与党は予定通り9日に閉会する構えだ。
首相主催の「桜を見る会」をめぐる政府側の説明が不十分だとして、審議の継続を求める。立民の枝野幸男代表は党首会談後、記者団に「会期延長して安倍晋三首相にじっくり説明をしてもらうのが必要だ」と述べた。
党首会談に先立ち、自民党の森山裕、立民の安住淳両国会対策委員長は国会内で会談した。安住氏は森山氏に会期延長を求めたが、森山氏は拒否した。
国会の会期延長は通常、与党が議長に申し入れた上で所定の手続きを経て決まる。野党が延長を求めるのは異例だ。与党側は9日、衆院本会議で野党の申し入れを否決する方針だ。野党党首は「首相が『疑惑隠し解散』に踏み切る可能性がある」として、各党で連携することも確認した。