天皇陛下、リーチ主将 話題の人が羽子板に
今年明るい話題を提供した時の人を描いた年末恒例の「変わり羽子板」が5日、人形メーカー「久月」(東京都台東区)で披露された。5月に即位された天皇陛下と皇后さまや、ノーベル化学賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰さん、ラグビー・ワールドカップで初の8強入りを果たした日本代表の主将リーチ・マイケル選手ら13人がモデルに選ばれた。
令和婚のビッグカップルとして、小泉進次郎環境相とアナウンサーの滝川クリステルさん、女優の蒼井優さんとお笑いコンビ南海キャンディーズの山里亮太さんが登場。
スポーツ界からは、AIG全英女子オープンで優勝した女子ゴルフの渋野日向子選手、米プロバスケットボールNBA、ウィザーズの八村塁選手もデザインされた。
両陛下を描いたのは、東北芸術工科大(山形市)で日本画を専攻した入社5年目の本間友佳理さん(28)。「その人らしさが出るよう表情を工夫した。ご即位やスポーツの活躍に元気をもらった1年」と振り返った。横山久俊専務(37)は「令和の時代が明るいものになればとの願いを込めた」と話した。
久月本社で6日まで展示。その後、福島県郡山市や富山市、金沢市などで順次公開される。〔共同〕