大学発の「農学原酒」、日本酒を割って楽しむ新提案
編集委員 吉田忠則
日本酒の名前には酒蔵の様々な思いが込められている。では最近登場した「農学原酒」の名前の由来は何だろう。答えは、アイデアが誕生した場所にある。醸造科学科を擁する東京農業大学の学生たちが企画したお酒だ。消費低迷が続く日本酒を盛り上げようと、新しい飲み方を提案している。
「日本酒を伝統的な飲み方ではなく、ハイボールのように飲んでもらえないかと考えたのがきっかけです」。東京農大の博士課程に在籍する玄成秀...
農政から先進農家、スマート農業、植物工場、さらにカリスマシェフや外食チェーンなど「食と農」に関するテーマを幅広く取材してきた。著書に「見えざる隣人」「農は甦る」「コメをやめる勇気」「農業崩壊」。中国の駐在経験も。
関連企業・業界