DAZN、11月30日に起こったJ1視聴不具合の原因を公開
スポーツ動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」を日本で運営するDAZN Japan Investmentは2019年12月4日、11月30日に開催された「2019明治安田生命J1リーグ」9試合において、DAZNの加入者がライブ配信を一時視聴できない状態が発生した原因について発表した。
DAZNのアプリケーション上の各試合が表示されるタイル(サムネイル)と、各試合のライブ映像を処理するデータセンターをひも付けるメタデータ(属性情報)に不具合があった。そのため、スタジアムからの映像はDAZNのデータセンターに正しく届いていたものの、加入者の端末からライブ映像にアクセスすることができなかった。DAZN Japan Investmentは原因が判明した後、順次メタデータの修正を行い、ライブ映像配信の復旧に努めた。DAZN上での9試合のライブ映像は、11月30日の15時16分にすべて復旧したことが確認された。
調査を進めた結果、今回の視聴不具合の根本原因はメタデータを生成するソフトウエアの不具合にあると特定した。今後はソフトウエアの改修と徹底したテスト、メタデータの監視体制の強化によって、再発防止に努める。
(日経 xTECH/日経ニューメディア 長谷川博)
[日経 xTECH 2019/12/04掲載]