日銀「資金供給量」再拡大の観測 財政と協調にらむ
政府・与党で経済対策の検討が大詰めを迎えるなか、日銀が財政政策との協調を演出する手段としてマネタリーベース(資金供給量)を再び拡大するとの観測が市場関係者の間で広がっている。日銀は急速な金利低下を受けて最近は国債の買い入れを減らしてきた。足元の金利は想定する水準に戻り、量的緩和の余地ができたとの見方が背景にある。
最近の市場は株高・円安の安定した基調が続く。4日の円相場は1ドル=108円台半ば、...
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