外国法をどこまで尊重すべきか
憲法のトリセツ
「同性同士の事実婚の不倫」というややこしい裁判の考察の最終回です。判決は、このカップルが事実婚をしていたと認定した理由のひとつに、米国で法律婚をしていたことを挙げました。今回は、憲法と外国法の関係について、考えてみましょう。
■条約順守は憲法が規定
「同性婚が法律で認められている米国ニューヨーク州で婚姻登録証明書を取得した」
宇都宮地裁真岡支部が出した判決には、こう書かれています。わざわざ明記した...
憲法改正をめぐるニュースが増えています。 憲法が果たす役割とは何でしょうか。今後どう改憲論議が進むのでしょうか。 このコラムでは実際の判例や歴史を交えて、憲法のわかりやすい「取扱説明書」をお届けします。