首相「改憲の思い、受け継がれる」 中曽根元首相死去受け
安倍晋三首相は29日夜、同日死去した中曽根康弘元首相について「政治家として、また引退されたあとも一貫して憲法改正の必要性を強く訴えてこられた」と述べた。そのうえで「そうした我が国の未来に対する強い思いは必ずや時代を超えて受け継がれるものだと確信している」と強調した。首相官邸で開いたエルサルバドルのブケレ大統領との共同記者発表で語った。
首相は中曽根内閣で外相を務めていた父・晋太郎氏の秘書官として、首相の外国訪問に同行したエピソードを引き合いに「斬新かつ大胆な中曽根外交を間近でみることができたのは今なお私にとって大きな資産となっている」と述べた。