英サッカーのマンC、米ファンドが540億円投資
【ニューヨーク=後藤達也】米ファンドのシルバーレイクが英サッカークラブのマンチェスター・シティー(マンC)に投資する。同クラブの運営企業が新たに発行する株式に5億ドル(約540億円)を投じ、全体の1割強の株を取得する。運営会社の評価が48億ドル(約5200億円)となる計算で、スポーツクラブの価値として世界屈指の金額となる。
マンCを運営するシティー・フットボール・グループ(CFG)とシルバーレイクが27日発表した。CFGは日本の横浜Fマリノスなどにも出資している。英フィナンシャル・タイムズによれば、CFGは調達資金をほかのクラブの買収やニューヨークでのスタジアム建設に充てるという。
米フォーブス誌の試算では、世界で最も価値のあるサッカークラブはスペインのレアル・マドリードの42億4千万ドル。CFGは複数のサッカークラブを持つため単純比較はできないが、世界最高に近い評価だ。世界で株式など幅広い金融資産が値上がりしており、スポーツ事業にもその波が波及している。