大雨復興へ特別紙面配布 博多駅で佐賀知事
佐賀県の山口祥義知事は27日、8月下旬に九州北部を襲った大雨被害からの復興に弾みをつけようと、福岡市のJR博多駅で佐賀県内の観光地や県産品をPRする新聞を配布した。特別の紙面は福岡県で新聞を発行する新聞12社が製作し、3千枚を用意した。
山口知事は、県職員や佐賀県の観光PRキャラクター「壺侍(つぼざむらい)」とともに「復興支援ありがとうございました」と声を掛けながら新聞を配った。受け取った福岡県志免町の大学生、白石健人さん(19)は「頑張ってほしい。嬉野温泉に行ってみたい」と話した。
被害で減少した観光客を再び呼び込もうと、12社などが連携して企画し、同日付朝刊でも配達。
紙面では被災した武雄市にある武雄温泉や嬉野温泉(嬉野市)、祐徳稲荷神社(鹿島市)など県内有数の観光地のほか、佐賀牛や日本酒などの県産品を紹介している。
山口知事は配布後、報道陣に「まだ(大雨の)風評被害がある。食べて飲んで買って応援してもらいたい」と語った。〔共同〕