阿武隈急行、一部区間が12月中旬再開へ
台風19号に伴い一部区間が今も不通になっている阿武隈急行(福島県伊達市)は、無料バスによる代行運転をしていた槻木駅(宮城県柴田町)―丸森駅(同県丸森町)区間の運行を12月中旬にも再開することに決めた。
同区間は通勤・通学客が多く、現在不通となっている区間の中でも比較的被害が少なかった地域で、同社が復旧作業を進めてきた。再開後は本数を減らして運行することを検討している。
阿武隈急行は福島市と宮城県をつなぐ54.9キロメートルのほとんどで大きな被害出た。特に丸森駅―富野駅(福島県伊達市)の区間の被害が大きく、駅のホーム流出や線路へ流入した土砂の撤去などに時間を要し、復旧のめどが立っていない。