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熱い大阪対決 34歳ボクサー久田、王者・京口に善戦

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辰吉丈一郎がシリモンコン(タイ)を破って世界王者に返り咲いた1997年11月、最近では村田諒太(帝拳)がブラント(米国)とのダイレクトリマッチを制してビッグネームとの対戦へ扉を開いた2019年7月と、大阪はしばしばボクシングの名勝負の舞台になってきた。同年10月、京口紘人(ワタナベ)が久田哲也(ハラダ)に勝って世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座を防衛した一戦も、その歴史に刻まれる好ファイトとなった。

10月1日、エディオンアリーナ大阪に集まった観衆は3500。同じ会場で6500人を集めた村田―ブラント戦を下回っても、応援の熱量は決して劣っていなかった。スーパー王者の京口、挑戦者の久田ともに地元の大阪府出身。京口にとって初めての大阪での防衛戦という話題もファンの関心を呼んだ。

ただ、より脚光を浴びたのは久田だった。34歳(当時)、46戦目でようやくたどり着いた世界戦。「遅咲きと言われるが、早い、遅いに関係なく、たくさんの人に勇気を与える」と語った苦労人への声援はひときわ大きく、25歳の京口にアウェーの感覚を抱かせたほど。東京のジムに入ってプロデビューした京口に対し、大阪に残って拳を磨いてきた事実も圧倒的な「ヒサダ」コールの背景にあった。

その大声援の後押しを受けた挑戦者がまず優位に立つ。2回、右を当てて王者をぐらつかせた。戦前は、世界戦をたぐり寄せる武器になった左フックで攻略を目指す戦略を明かしていたが、「本当は右ストレートで倒そうと思っていた」と久田。

右のパンチに右で応戦してくる戦術に戸惑った京口だが、「焦らんとジャブを突いて、しっかり(やることを)整理して実行しようと思った」。6回、お返しに右で久田をよろめかせると、9回は右フックでダウンを奪う。その後も手数を保って攻勢のまま試合を進め、3-0の判定勝ちを収めた。

試合前は「圧倒する」と話していた京口は「(相手は)思った以上にタフで、自分のいいところをつぶされた」と反省。ただ、思わぬ苦戦にも徐々に試合の流れを引き寄せていったあたりは王者の面目躍如だった。

敗れたものの、12回を戦い抜いた久田には万雷の拍手が送られた。晴れの舞台に試合前から涙した妻ら多くの仲間に見守られ、「負けたけど、感動の一日だったかな」。試合直後は「9割くらいは諦める気持ち」と引退に心が傾いていたが、後に現役続行を決断。関西のファンの心を揺さぶった熱戦の主役は、名実ともに主人公となるべく再び歩み始めた。

(合六謙二)

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