アボカド高値、震源はトランプ氏 「国境の壁」が余波
健康や美容にいいと女性などに人気のアボカドの輸入価格が上がっている。生鮮アボカドの輸入単価はここ10年で3割上がった。日本で売られるアボカドの9割をメキシコ産が占めるが、中国や欧州はじめ世界で需要が拡大、調達価格が高くなっている。トランプ米大統領が進めるメキシコとの「国境の壁」建設を巡る"騒動"もアボカド価格を押し上げている。
アボカドは野菜と思われがちだが、熱帯果実。まったりとしたクリーミーな
モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込みます。