三菱電機、食に関する技術を展示 東京・銀座で
三菱電機は19日、東京・銀座のイベント施設「METoA Ginza(メトアギンザ)」で、食をテーマにしたイベントを開催した。食品や食材作りの手間や苦労、鮮度や品質維持の難しさを体験できるコーナーを設置。空調や冷凍・冷蔵機器に加え、あらゆるモノをネットにつなぐ「IoT」など、食に関連する同社の技術も訴求する。
3月4日まで開催する「デジタル収穫祭 in Ginza」では、食に関する体験コーナーを複数設ける。64面の液晶マルチディスプレーを使った展示では、野菜作りに必要な工程をタッチ操作で体験できる。準天頂衛星システムを利用した農機の自動運転支援や、IoTや専用のLED照明などを使った完全人工光型屋内ファームといった、三菱電機の技術を紹介する展示もある。
メトアギンザは2016年3月に誕生し、毎年3~4回の展示を実施している。累計の来場者数は370万人弱。幅広い年齢層が来場し、3割弱を外国人が占めるなど、同社の認知度向上に貢献している。食をテーマにした展示は初めて。メトアギンザの今川孝二支配人は「食品や食材を作る大変さや、それを支える技術を体感してほしい」と語る。
(井原敏宏)