ローマ教皇、長崎訪問の影に「経団連大使」
ローマ教皇(法王)フランシスコが23日から来日し、被爆地の広島と長崎を訪れる。2016年に当時のオバマ米大統領は現職の米国大統領として初めて広島を訪問した一方で、長崎行きは実現しなかった。長崎を決して忘れていない――。その思いを具体的な形に示すことは外交当局に課された4年越しの重い宿題だった。
「中村大使の最大の任務は法王を日本に招くことです。長崎は待っています」。オバマ氏の広島訪問を指揮した斎木昭隆外務次官(当時)は16年4月、
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