未病・未健をデータ解析で知る 投薬続投の判断にも
富山大学和漢医薬総合研究所と東京大学の共同研究チームはメタボリック症候群になる直前の状態を示す「未病」の存在を遺伝子の活動状況から科学的にとらえることに成功した。この成果発表は反響を呼んだが、実は研究には「第2幕」がある。病気から回復する過程である「未健」を検出できる可能性もあるのだ。健康産業に大きなインパクトを与えるかもしれない。
「未病」とは健康と病気の中間の段階で発症のリスクが高まっている...
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