大阪万博の開幕、2~3週間前倒し 経産省が検討表明
経済産業省は18日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の開催時期について、現行計画(5月3日~11月3日)から2~3週間の前倒しを検討していると自民党の大阪・関西万博推進本部(本部長・二階俊博幹事長)の会合で説明した。同本部事務局長の谷公一衆院議員が記者団に明らかにした。
来場者の集中が見込まれる大型連休の前に開幕し、運営トラブルなどを避けるのが狙い。谷氏は「党としても承認する」と話した。
前倒しが決まれば、政府は年内に博覧会国際事務局(BIE)に提出する具体的な開催プラン「登録申請書」に、新たな会期を明記するとみられる。
会合には経産省のほか大阪・関西万博の運営主体である日本国際博覧会協会、大阪府・市の幹部らが参加した。
出席議員からは、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の大阪誘致が決まれば、万博とIRの工事が並行して行われると懸念する意見が続出。「国家事業である万博に影響が出ないようにしてほしい」との声も出たといい、大阪府・市側は「万博優先で取り組む」と答えたという。
2025年に開催される大阪・関西万博のニュースや特集をまとめました。参加国やパビリオン、地元の動きなど最新情報をお伝えします。