検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

米中協議、農業・知財で詰め 部分合意へ正念場

詳しくはこちら

【ワシントン=河浪武史、北京=原田逸策】米中両国が貿易交渉で目指す「第1段階の合意」が遅れている。農産物貿易の拡大や知的財産権の保護などで決着を目指すが、中国は制裁関税の大幅撤回を求めており、一致点を見いだせないためだ。合意文書の署名は当初想定した11月中旬が困難となり、米政権が予定する12月中旬の制裁関税第4弾の発動が迫る。

ロス商務長官は15日、近く閣僚級の電話協議を行う見通しを示した。米メディアなどによると、米政権は15日夜(日本時間16日朝)、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表らが中国の劉鶴(リュウ・ハァ)副首相と約2週間ぶりに電話で会談したもようだが、詳細は明らかになっていない。

両国は当初、16~17日にチリで予定したアジア太平洋経済協力会議(APEC)にあわせて首脳会談を開き、トランプ米大統領と習近平(シー・ジンピン)国家主席が合意文書に署名する予定だった。チリの治安悪化でAPECそのものが中止となり、首脳会談も宙に浮いたままだ。

10月中旬にはライトハイザー氏らと劉鶴氏がワシントンで直接会談し、中国が米国産の農産品を大量購入することなどで一致した。トランプ氏は10月15日に予定していた制裁関税の引き上げを先送りし、18年7月から続く関税合戦に雪解けの兆しもみえていた。

トランプ氏はその後も「第1段階の合意は間近だ」と繰り返し、クドロー国家経済会議(NEC)委員長も14日に「交渉は最終局面にある」と強調した。ロス長官は15日の米テレビ番組で「第1段階の合意は極めて高い確率で実現する」と述べるなど、米政権には楽観論が強い。

もっとも、水面下では条件闘争が終わっていない。中国は農畜産品や液化天然ガス(LNG)を米国から大量購入すると持ちかけているが、米国は「2年以内に年400億~500億ドル(約4兆3千億~5兆4千億円)」(トランプ氏)と輸入量を倍増する高いハードルを掲げ、履行を確実にするために数値目標の合意も求める。中国側は「倍増は非現実的」と主張し、未達なら制裁再開のリスクがあるため、数値目標の設定にも慎重だ。

ホワイトハウス高官は「知的財産権の保護でも主張に隔たりが残っている」と明かす。米国側はナバロ大統領補佐官(通商担当)ら対中強硬派が「中国は嘘をつき続けてきた歴史だ」と主張し、知財保護の執行など中国の法制度の詳細まで検証を求めている。中国側は過度な干渉に「国家主権の問題だ」と態度を硬化させており、折り合いがつかない。

中国側は制裁関税の撤廃を「合意の重要な条件」(商務省の高峰報道官)と強調する。高氏は7日に「米中は段階的に追加関税を撤廃することで合意した」と発言したが、トランプ氏がすぐさま否定。関税撤回の規模や時期を巡っても条件闘争が続いている。米国側は第1段階の合意後には12月15日に予定する関税第4弾(1600億ドル分)を撤回する考えだが、中国側は9月に発動した1100億ドル分の撤回も求めているようだ。

首脳会談の開催場所も綱引きの材料になっている。トランプ氏は「アイオワなど米国の農業州で開催する」と主張するが、中国は否定的だ。習氏が14日にギリシャなどへの外遊を終えると、中国の王毅外相は「今年の習主席の最後の海外訪問は欧州だった」と述べた。年内の訪米を否定し、米国を暗にけん制したとみられる。

トランプ氏は12日の演説で「合意できなければ大幅に関税を上げる」と改めて中国に圧力をかけた。米国は米連邦準備理事会(FRB)の3回の利下げで景気不安が一服し、株価も再び最高値を更新した。底堅い米国景気と市場動向がトランプ氏を再び強気にさせており、両国の交渉を膠着させる要因となっている。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら
トランプ政権


ドナルド・トランプ元アメリカ大統領に関する最新ニュースを紹介します。11月の米大統領選挙を戦う共和党の候補者指名争いは、序盤ではトランプ前大統領が優勢です。予備選のゆくえは。「もしトラ」の世界はどうなるのか、など解説します。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_