大嘗祭の中心儀式、15日未明に終了
皇居・東御苑で14日に始まった天皇陛下の即位に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」は、中心儀式の「大嘗宮の儀」が15日午前3時15分ごろ終了した。陛下は神前に新穀を供え、国の安寧と五穀豊穣(ほうじょう)を即位後初めて祈られた。
陛下は今後、16日と18日に参列者を宮殿に招いて料理などを振る舞う「大饗(だいきょう)の儀」を開くほか、皇后さまと11月下旬から12月上旬にかけて伊勢神宮や歴代天皇陵に参拝し、一連の即位関連儀式を終えたことを報告される。
大嘗宮の儀は前半の「悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀」と、後半の「主基殿(すきでん)供饌の儀」の2部構成で行われた。
宮内庁は大嘗宮の儀に約670人を招待。参列者数は前半が510人、後半は425人だった。