米韓合同演習、中国が批判
【北京=羽田野主】米韓空軍が12月に実施予定の合同軍事演習について、中国外務省の耿爽副報道局長は14日の記者会見で「対話こそが朝鮮半島問題を解決する唯一の有効な手段だ」と批判した。「なかなかない緊張緩和の局面を大事にするように関係国に呼びかける」と強調した。
米韓は「ビジラント・エース」の名称で例年同じ時期に合同演習を行ってきたが、2018年は初の米朝首脳会談を受けて開催を見送った。中国内では同演習について「中国を意識した軍事訓練だ」(中国メディア)との警戒感が強い。
北朝鮮の朝鮮中央通信も13日、同演習を巡り米国を非難する国務委員会報道官の談話を伝えた。
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