ファミマ、希望退職800人募集 スリム化へ全社員の1割
ファミリーマートは14日、2020年2月までに原則40歳以上の社員を対象に約800人の希望退職を募ると発表した。全社員の約1割に当たるという。構造改革として組織をスリム化する。
希望退職の募集は16年9月のファミリーマートとユニーグループ・ホールディングス(HD)との経営統合以来初めてという。統合後、不採算店の閉鎖などを進め、16年9月末で約1万8000店だった店舗数は、今年10月末で約1万6500店まで減った。
ファミマの沢田貴司社長は記者会見で「統合を繰り返して大きくなったので効率化を図れていない」と指摘。「小売業界がますます厳しくなる中、スリム化や効率化を徹底しなくてはならない」と話した。